Character illustration : 夢路地こみち 様
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限りなく透明に近い光彩が捉えた
夏の日の午後、わたしは過去へダイヴした
たぶん何も変えることはできないかもしれないけど
逃げ出すことはもっとできなくて
「時計の戻すの」『何度でも繰り返す』
ぎゅっと握った掌の中の物語
きっかけは些細なすれ違いや口論で
相手をわかってあげられなかった
壊れるまで深くなるまで傷に気づかずに
許されない方法で苦しみから逃れていた
「戻ればいいよ」
『ゲームみたいに?呪文ひとつで。何度でもさ。』
「大丈夫?」
『信じてる』
怒りや悲しみが時の渦に飲み込まれ
正しさが何かも解らずに唱えた
がむしゃらだった私は覚えていないけれど
別の世界線にいるの
『それでいい』と笑ったあなたはいないのだ
目の前のキミはあの時のあなたではないのだ
それでも何かが綻び始めた
魔法は奇跡ではないのだ
セーブ&リセット はじめに失ったあなたは
何十回とくり返し間違った時間軸の狭間にいる
上書きの記憶は、今から数秒前の記憶
『もうできないんだ、これ以上』
限りなく透明に近い時間の色は
何物にも染めることのできない思い出に変わる
それがどんな未来に進む運命だとしても
逃げ出すことはもっとできなくて
『それでいい』と笑ったあなたはここにいる
目の前のキミはあなたでしかないんだ
限りなく透明に近い光彩で捉えて
夏の日の午後、わたしは現在を受け容れた
きっと何かを変えることができるはずなんだッて
思いたくて必死にもがき続けてる
「このままでいいよ」『わかっている、僕も』
静かに目を閉じた夢の中の物語
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